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事業紹介|植物工場事業 ■
HEFLとは?
大型液晶テレビに利用されるバックライトを改良したHEFL(ハイブリッド電極蛍光管)照明を開発し、
この照明技術をベースに植物育成照明装置の開発をおこなっています。
この照明装置の特徴としては、
- 照明ユニットを薄くでき、植物の多段式栽培にさらに有利となります。
(2.7m、8段が可能。最下部に養液タンク、植物22cm Max. 高さの場合) - 光を効率よく直下に落とす特殊な形状の反射板で、植物に強い光200-250PPFを省エネルギーで
与えることができます。 特注仕様としては、30cm離れ450PPF、220Wの実績があります。
(自社旧型と比べて、消費電力23%低減し、明るさは、30%向上しています。) - 平面的な均一な光照射として、植物の成長に合わせた近接の段差式照明が可能です。
照明の表面温度が低く、廃熱も少なく、空調の電気費低減につながります。 - 管の寿命が4万時間程度と長く、照明装置のメンテナンス費が低減できます。
- 菅長は、450-1200mmまであり、ニーズに合わせた光量や照明設計に対応します。
- 植物育成に必要な波長特性(青、赤、白、紫外線、遠赤外線など)があり、幅広い研究が可能です。
HEFLの交換は可能です。特注仕様や波長は、ご相談ください。
- Ref :
- PPF:光合成有効光量子束 Photosynthetic Photon Flux
葉菜類では、150PPF、果実類では、300PPFが必要と言われています。
HEFL照明仕様


基本タイプ | グロースチャンバー対応 | ||||
---|---|---|---|---|---|
8灯 | 12灯 | 14灯 | 20灯 | 10灯 | |
照明サイズ | 700mm×900mm 厚さ57mm | 750mm×900mm 厚さ57mm | 450mm×450mm 厚さ50mm | ||
ランプ仕様 | 852mm φ3.4/4mn | 420mm φ3.4/4mn | |||
消費電力 | 70~90W | 110~115W | 120~160W | 175~225W | 60W |
電源電圧 | 100~240V | 100V(ACアダプター付) |
- 標準仕様・・・光を直下に落とす放射線形状の反射板
- 照明重量・・・8灯:7kg 12灯:8kg
- オプション・・・調光器付きも対応。PWM式・ボリュームにて可変(約40~100%)
- 管の交換が可能です。
仕様は変更する場合があります。
HEFLの波長特性
植物の育成では、青波長が、葉茎の正常な形態形成に、赤波長は、光合成を高めると言われています。
HEFLでは、植物育成に必要な波長分布を備えています。

HEFL菅の色 全17色
●白色 | |||
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![]() 6000K |
![]() 30000K |
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●赤色 | ●青色 | ||
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![]() 610nm |
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![]() 450nm |
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●緑色 | ●紫外線 | ||
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![]() 550nm |
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![]() UV-A |
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●遠赤外線 | |||
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![]() 3波長+740nm |
![]() |
![]() 740nm |
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●混合色 | |||
← 青が強い ① ② ③ ④ ⑤ 赤が強い → | |||
①青が非常に強い | ![]() |
![]() ③青と赤の中間 |
![]() ④赤が強い |
②青が強い | |||
③青赤の中間 | |||
④赤が強い | |||
⑤赤が非常に強い | |||
![]() ②青が強い |
![]() ⑤赤が非常に強い |
ランプ仕様(mm) | ワット数(w) | 照明サイズ(mm) | ||
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基本タイプ | 8灯 | 852 . φ3.4 | 70~90W | 700 x 900 厚さ 55 |
14灯 | 120~160W | 750 x 900 厚さ 55 | ||
20灯 | 175~225W | |||
グロースチャンバー対応 | 10灯 | 420 . φ3.4 | 60w | 450 x 450 厚さ 50 |


※電源電圧は 100V (1灯・2灯・グロース対応10灯は ACアダプター付き)
※基本タイプは100V~240V対応になります。 ※改良のため、図面は変更される場合があります。
波長実験
2種類の野菜を使って 播種から親株に成長するまでの期間
赤波長(610nm) 青波長(450nm)を照射した育成実験の結果です。
赤波長(610nm) | 青波長(450nm) | |
茎 | 折れやすい | 長く、しっかりしている |
重量 | 重くなり、青の1.3倍程度 | 赤に比べると軽い |
色素 | 色素が残らない | 色素が残りやすい |
形状 | 葉が大きくなる | 葉の形状が良い |
![]() |
![]() |
赤波長・青波長の使い分けにより、野菜の成長差があります。
又、青波長は、野菜によりビタミンやポリフェノールを増やすことができます。
HEFLを利用した野菜栽培システム
1.高い生産性
発熱が小さいHEFL照明の特徴を活かして、野菜への近接照明が可能なために、さらに棚の段数が立体的に
多く取れ、栽培室あたりの収穫量が向上します。
野菜の成長に合わせて、照明高さを調整する段差式照明を採用しています。
2.効率よく光を直下に落とす省エネルギーHEFL照明
特殊な形状の反射板をもちい、照明直下の植物に強い光(200-250PPF)を供給することができます。
発熱も低く、植物の育成に非常に有利となります。


▲特殊な反射板にて、HEFLの光を直下に落とす。 (フリルアイス栽培) |
▲特殊な形状の反射板
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3.農薬を一切使わない栽培
外界から隔離された衛生的な部屋での栽培で、土を使わない水耕栽培方式のために、農薬を一切使わない
栽培が可能です。土壌汚染や外部からの農薬混入の心配もありません。
4.安定的な計画生産
衛生的な室内で栽培しますので、天候など外部環境に左右されず、安定的な生産が可能です。
又、栽培環境、養液管理により、こだわりの栄養価の高い野菜栽培が可能となります。

▲いちごの人工栽培
5.いちご栽培や苗栽培も可能
いちご栽培やトマト苗栽培では、300PPF程度の明るさが
必要であると言われています。
HEFL照明では、年間通じて、安定的に、いちごやトマト苗など
栽培も可能となります。