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事業紹介|ライフサイエンス事業 ■

ライフサイエンス事業

「アグリからライフサイエンス」を目指す日本アドバンストアグリの取組み

垂直統合型 事業モデル

薬草植物を考える!

薬用植物では、遺伝資源を国内で安定的に確保・供給することが求められています。
甘草(かんぞう)は、漢方薬をはじめ、食品、健康食品、化粧品など幅広い用途で用いられ、ほぼ100%を
海外から輸入されています。
しかし、最大生産国の中国で、甘草の採取制限が行われているほか、欧米での需要の高まりを背景に、
世界的に需給が逼迫しており、さらに農薬汚染や生産履歴の不備など、輸入品に対する懸念もあり、
甘草の安定供給が大きな課題となっています。その中で大手企業が、「甘草の植物工場での人工栽培を
おこない良質な甘草を短期間、かつ安定的に生産できる栽培システムを開発している」と発表し、植物工場が
薬草栽培の一つの事業モデルとして大きな期待を集めています。
また、韓国では、高麗人参の人工栽培の研究が活発におこなわれており、今後の薬草栽培への植物工場は、
海外においても付加価値が高い分野への応用として期待されています。
しかしながら、薬草となると種の入手、根物の場合の栽培日数の長さ、さらには、漢方薬は薬事法との係わりも
あり、中小企業がすぐに参入することは容易ではないと考えています。

機能性植物がもつ第7の栄養素「ファイトケミカル」!

野菜や果実などに含まれている「ファイトケミカル」(植物が作る化学物質)に注目しています。
「ポリフェノール、βカロテン、イソフラボン」は、老化やがんに対する予防効果などが分かり始めてきて
いますが、これらは、まさにファイトケミカルと呼ばれています。このファイトケミカルは、ギリシャ語で植物を表す
「ファイト(phyto)」と英語の化学「ケミカル(chemical)」を組み合わせた造語であり、「第7の栄養素」として、
急速に注目を浴びています。(3大栄養素であるビタミン・ミネラル・脂質。これに糖質・たんぱく質を加えたものが5大栄養素。さらに第6の栄養素と呼ばれている食物繊維となります。)
ファイトケミカルはもともと植物が毒物や害虫から身を守るために作り出した化学成分で、動物は作れません。
積極的にとれば、健康の維持にとても役立つことが分かっています。食事とがんとの関係を科学的に調べようと
1980年代に提唱された「機能性食品」の研究が進展し、この10年ほどで予防医学や食品分野で広がってきて
います。

食物に含まれるファイトケミカル例(日本経済新聞記事H23-2-20から抜粋)
主な成分名 食材の例 特徴
ポリフェノール アントシアニン ブドウ
ブルーベリー
抗酸化作用
イソフラボン 大豆 乳がん予防
更年期障害改善
カテキン 緑茶 抗酸化作用
リグナン ゴマ 抗酸化作用
カロテノイド ベータ・カロテン ニンジン
カボチャ
がんの予防効果
リコビン トマト
スイカ
がんや心臓病の予防効果
ベータ・
クリプトキサンチン
温州ミカン がん発生の抑制効果
イオウ化合物 アリシン ニンニク
ネギ
抗酸化、殺菌作用
スルフォラファン ブロッコリー がんの予防効果
糖関連 ベータ・ケルカン キノコ 免疫の向上
ベクチン リンゴ 免疫の向上
香り成分 オイゲノール バナナ 免疫の向上
リモネン かんきつ類 清涼感

最近話題のレスベラトロールは、ブドウの皮や赤ワインに含まれるポリフェノールの ファイトケミカルで
天然の抗酸化物質です。
レスベラトロールは、サーチュイン遺伝子(抗老化遺伝子とも呼ばれている)をカロリー制限によって活性化し、
抗老化作用を引き起こすことに注目が集まっています。

植物ストレス負荷型栽培装置

★機能性野菜を生産する植物ストレス負荷型栽培装置

植物ストレス負荷型栽培装置

植物ストレス負荷型栽培装置は、栽培室の空気制御、光制御、養液制御の栽培条件をアルゴリズム化したデータベースにより、時間軸に合わせて、全自動制御運転できます。
自動制御管理PCにて、プリセット画面の「作物」と「増強成分」のボタンを押すと予め設定された好適環境とストレス負荷環境の空気・光・養液の条件にて、自動運転することになります。
農業クラウドにも対応し、モニター画面にて、遠隔地においても設定値とモニター値を確認、変更することができます。

応用例としては、アイスプラントに含まれるピニトールの含有量を栽培途中で高め、栄養成分の濃縮粉末(ホールフーズ)を利用したグラシトール(健康食品)の開発に至りました。
グラシトールは、モンドセレクション2013・2014と2年連続で金賞を受賞し、エイジングケア・サプリメントとして販売しています。

さらに新しい機能性植物のストレス負荷栽培による健康食品原料に取り組んでいます。

植物ストレス負荷型栽培装置